競争の激化、人件費の高騰、人で不足が深刻化してきた華南地区への進出は年々難しくなり、すでに進出している企業にとっても利益の確保が困難になって来ている。他社に無い差別化技術、優れた生産管理技術などによって裏付けられた企業は生き残って行くだろうが、特徴のない企業は淘汰される運命にある。
差別化商品・技術を生み出すための技術開発、生産を安定して支える人材システム、品質管理などの工場管理システムがうまく噛み合い、成長し続ける企業体質が生まれる。日系企業は個々の技術者のスキルのみに頼ることなしに体質強化する方策を講じなければならない。
まず第一に
ISO9000を導入することである。すでに導入を行っている企業は、本当の意味でのトップダウン経営による品質マネジメントシステムを目指すことである。品質が悪化し、効率の悪い業務処理を行っている会社は、ISO9000の導入は意味のないものとなっている。導入したからと言って、新製品の開発が進むわけではないが、不良流出防止の仕組みを通して管理技術を習得するにはもってこいのツールと考えられる。
第二に
日常業務をうまく回転させるために、開かれた人材管理のシステム(給与・査定・昇級制度、福利厚生)をうまく組み合わせる。
特に中間管理層・技術者の人材の流出を防ぐ事を目的に、日本流ではなく現地の環境に合わせて作り上げることが大事になる。(前述)
ここまでで企業の活動の基盤ができあがり、中堅企業、大企業への成長のチャンスが与えられた事になるが、行き着くまでが大変である。
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