さて、中国の工場でもやはりこの手法は有効だと思っています。中国の実情を踏まえた「中国流見える管理」の実施方法のポイントを、考えて見ます。
1.日本人の考え方を伝える。
日系企業ですから、日本人経営者、管理者の方針、考え方を中国人管理者や一般の従業員に分かってもらうことが必要です。
経営方針、品質方針などの大きなポスターを作成しよく見える場所に掲示し、朝礼で唱和させる。
もちろん中国語に翻訳したものをポスターにします。
2.生産実績、顧客クレーム件数、工程内品質推移グラフを掲示する。
やはり誰もが見える場所に大きく掲示します。これによって毎月の推移、目標値の達成状況が一目で見えるようにします。
毎月の出荷、売上状況から会社が儲かっているか、赤字なのか、経費をどれくらい節約しなければならないかなど、会社の状況を全員が大まかでも把握出来るようにします。
3.毎日の生産状況、品質状況を掲示する。
各受け持ちの職場毎に、自分の受け持つ仕事の生産量や工程品質を毎日分かるように掲示します。
目標の値に達しなかったときはその原因究明と対策を毎日行い明日の生産にフィードバックします。
4.各職場毎に毎日誰が作業し、だれが現場の責任者なのか、誰が監査しているのか、写真付きの名札を掲示します。
人の入れ替わりが激しいので、新人は誰なのか、認定作業者は誰なのか、検査員は誰なのかワッペンや帽子で区別出来るようにしておきます。資格のないもの・不慣れなものが作業に就いていないか、時々チェック出来るようにします。
5.作業フローを明確にする
共通的な作業、製品固有の作業、点検作業、異常時の処置フローなどをわかりやすくフローや、注意書き・写真などにして掲示します。
これは新人の職場教育にも使用します。
6.工程の流れが解る表示をもうける。
投入場所、検査場所、修理場所、修理品・保留品・作業中などが明確に解るよう表示や色分けを行って、工程とばしや、混入を防ぎます。
日頃、言葉による意志疎通が不十分になりがちな工場内の管理を補うためにも、きめ細かい作業内容の規定、作業者の明確化を行って、現場管理者の管理の容易化、また顧客訪問時にはお客様にショールームとして工場を見せるという目的で整備していくように心がけます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
もし面白い記事と感じて頂いた方、投票をお願い致します。



------------------------------------------------------











