まず、人の出入りが激しいこと。現場作業者の平均在職期間は半年〜1年、長くて2年、また現場の管理者も1年から2年で交代していきます。せっかく仕事を覚えたと思ったらすぐやめてしまう。この悪循環が永遠に続きます。
次に、協力工場や下請けから入ってくる加工部品や製品がやはりおなじ理由で、その日まで良かったものが、次の日から突然不良が入ってくるなどということが良くあります。
日本では、工程で品質を作り込む「作り込み品質」を重視しますが、中国では検査で不良品を選別する「検査による品質」がより重要なウエートを占めています。
理想論を掲げても、実現するまでに、人の定着の方策、教育など効果の現れるまでには時間がかかる難問ばかりで、速効性がある検査の品質を追求する方が手っ取り早いという背に腹は代えられない事情があります。
私が取った品質管理の方法はこの理論に基づいて築き上げてきました。
その概要は次回で説明します。
中国進出企業の工場管理実務・実例集
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