会社が存続し、営業活動や生産活動が行われているということは、所属する社員同士が共通のルールを守り、秩序が保たれていることになる。
企業には、社風という、形として見えない暗黙のルールが存在する。このルールは実際に会社の中に入って始めて実感する。社風は就職して最初からその企業にいる人には知らず知らず身に付いていくが、転職などでほかの企業から入ってきた人にとっては、とても異質な社会に映る。社風は一番優先順位が高い(暗黙の)ルールなのである。理屈に合わなくとも従わなければその会社でやっていけない。特に、中小企業にとっては、良くも悪くも社長の意向が大きく影響して企業風土、社風が形成されていく。
バブル期、そこそこ業績を伸ばし、社員も増えて100人を越えてきたが最近になって業績も伸びず、いわゆる中小企業から脱皮できない会社はこの暗黙のルールに縛られ、社員の創造的な活力を阻害している例が多い。その会社では若い社員に驚くほど活気がない。
社員が100人を越えて200人近くになってくると、暗黙のルールだけでは仕事がうまく回って行かなくなる。感と度胸に頼った個人プレーだけでは、組織力が結集できず効率が悪い。急成長を遂げた中小企業が今後更に成長してくには、この壁を突き破れるどうかに掛かっている。
企業は成長段階の若いうちに企業力の基礎となる「計画し、組織し実行、そして統制する」管理システムを築きあげておかなければならない。
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