中国の工場では管理をどのように行っていったらいいのか整理してみると
・経営層・・・経営の方針・目標を明確に示すこと。そしてそれを優秀な中間管理層(中国人でなければならない)を採用、または育て上げ、方針・目標を実行させること。その結果を評価すること。
・中間管理層・・・具体的には現場の課長クラス。従業員を教育し、正しい作業を教え、それが正しく行われているか監視する。現場の改善を実施、効率化、品質の向上を図り目標を達成する。
管理のツールとしてはISO9001をうまく使い工場のシステム化を図っていくと効果的と考えられる。中国ではラインで実際作業を行う従業員の能力が低く、入れ替わりも激しい為、イリーガルな事態が生じたとき機転を効かせた対応ができない。誰が作業するのか不明確なグレーな状態が生じていても、たとえ品質に影響があろうと放置されてしまう。そこで経営層・管理層が一体となって、悪い品物を外へ出さないで作り続ける厳密な仕組み・システムを作り上げていかなければならない。
日本の工場ではどうか?
日本ではもともと従業員の能力が中国と比較すると高いので、たとえばQCサークル活動など自主的な現場改善活動によって品質が維持されている。グレーな部分の仕事も、お互いに連携し合って埋めていく。厳密な仕組み・システムで縛らなくてもやっていけるし、管理層の現場管理能力もさほど必要としなかった。形ばかりの運用に陥っているISO9001も、ほとんど管理ツールとして役に立っていないが、日本ではさほど品質に影響ないのが現実といえる。
整然と作業する天洋食品の工場の映像を見ただけでは、白衣に隠された未熟な労働者をしっかりと管理するシステムが正しく機能しているかどうかは判らないのである。
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