* 中国進出中小企業・工場管理の裏話 *
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2008年まで上昇を続けていた中国主要都市の労働者最低賃金は2008年後半からの世界的不況の影響を受け、2009年はついにその上昇が止まった。中国人力資源・社会保障部は17日、各地方政府に対して最低賃金基準の調整を先延ばし、企業が難関を乗り越え就業環境の安定化を最優先とする方針を固めた。
これを受け、広東省は昨年春策定の、2009年以後、3年連続で賃金を引き上げる計画を掲げた路線を修正した。深セン市が昨年7月、経済特区内の1カ月の最低賃金を1000元(約1万3500円)に改定して国内最高額になるなど、国内でも同省の賃金は高い。「経済発展に比べ所得水準が低い」(労働・社会保障庁)との理由で賃金の引き上げに積極的だったが、人件費を抑制することで、経営を下支えする姿勢に転じる。
主な都市の最低賃金推移
都市名・・・・・・・・・2006年・・・・2007年・・・・2008年
広州・・・・・・・・・・・・・780元・・・・ ・・・・・860元
深セン特区内・・・・・810元・・・・850元・・・・1000元
深セン特区外・・・・・700元・・・・750元・・・・・ 900元
上海・・・・・・・・・・・・・ 750元・・・・ 840元・・・・・960元
北京・・・・・・・・・・・・・ 640元・・・・ 730元・・・・・800元
天津・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ 740元・・・・・820元
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華東地区では新しく台湾系の企業との付き合いです。
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このブログは、中国華南での仕事の経験を基に、工場の管理とは?を追求し、メインテーマとして書き綴っています。まだまだ自分でも管理技術や、管理技術を実行に移す上でも未熟であり勉強させられることが多い毎日です。
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朝夕はまだ肌寒く感じる華東・上海地区は深セン・東ガンとは空気まで違う。
まるで別国のようだ!
ここからまた、新たな発想も期待できる。・・・・?
ただ、どうしよう?
ブログタイトルだが「中国華南進出 中小企業応援サイト!」
では合わなくなってしまう。ウム〜〜
しばらくこのまま無視して続行。だれにも分かりはしないし。
内緒、ナイショ!
やっと落ち着いたところで、BLOG活動再開宣言です。
華東地区では新しく台湾系の企業との付き合いです。上海地区は台湾系企業が多く進出し発展、大手パソコンメーカーを相手に、これから「孤軍奮闘」開始です。
乞うご期待!
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進栄電子は香港人の総経理、崔国峰のワンマン経営の力で成長してきた。崔国峰は、会社が儲かることであれば何でもしてきた。日系企業のTOPは、本国から派遣され、日本流の経営スタイルを押しつけようとする。そして数年で帰国してしまう。これでは中国で日系企業の成長は望めない。
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かつて祐二が逆立ちしても、コントロールできなかった華南地区の部品製造会社は、崔国峰の言うことは良く聞いた。日本では、発注会社は受注側の会社にとって、お客様であり、お客様の要求は絶対である。祐二は最初この日本的な感覚で対応しようとして、苦戦していた。日本では当たり前の理詰めで納期や品質の要求をしても決して素直に応じなかったのである。
華南地区からの部品の調達を全面的に祐二の会社から進栄電子に移管してから半年が過ぎた。良い悪いを別として、さすがに崔国峰は彼らをコントロールするのが上手かった。日系企業では幹部が日本人で占められているが、これでは中国企業と対等に渡り合えるはずがない。自分の部下の中国人を無能だと罵倒しても解決しない。祐二は、日系企業でも幹部に有能な中国人を登用すべきだと、過去の苦い経験から学んでいた。
ある日の午後、祐二は崔国峰に呼ばれ応接室にいた。その日は部品を発注している会社の中国人幹部数人と一緒に食事に招待されたのだった。王も祐二と一緒に招待されていた。しばらく談笑していたところへ王が仕事を終えて応接室へ入ってきた。祐二と王は崔国峰に案内されて車に乗り込んだ。
崔国峰はベンツSクラスを自分で運転していた。ベンツ、BMW、Audiは華南地区の経営者たちにとって最高のステータスを表現していた。ダブルナンバーを取得して、休日には車で香港の家に戻っていた。フォルクスワーゲン・パサート、トヨタ・カムリ、ホンダ・アコードなどに乗っている経営者も多いが、ランクとしては、一段低いとされているようだった。
進栄電子の工業団地から10分ぐらいの距離にある繁華街の中華レストランの前で車は止まった。3人はレストラン入り口に立っていたチャイナドレスの店員に案内され、店の奥の個室に入った。
10畳ほどの部屋の真ん中に丸いテーブルが置かれ、回りにはすでに中国人が3人腰掛けて談笑していた。
祐二達が席について間もなく、青島ビールの栓が開けられ各人のコップに注がれた。全員が丸テーブルをコップの底でたたき中国式の乾杯に続いて、白酒のボトルと小さなグラスが運ばれてきた。祐二は白酒の一気飲みの乾杯だけは避けたかった。アルコール度数は50度と高く、独特のきつい臭いも嫌いだった。
広東式の中華料理も大皿に盛られ次々と運ばれてきた。宴もたけなわの頃、祐二はすでに白酒を数杯飲まされ、意識をようやく保っている状態になっていた。王は気遣って、お濃いお茶を注文して祐二に飲ませていた。中国人3人は酔ってはいたがしっかりしていた。お互いに大きな声でなにやら話している。崔国峰は祐二に「次へ行こう」と促した。王は「次」とは近くのカラオケクラブへ行くことなのだと直感した。
続く >>>
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ある中国美人の波乱の半生(コピー品製造の巧妙な手口)(その3) から続く >>
進栄電子は香港人の総経理、崔国峰のワンマン経営の力で成長してきた。崔国峰は、会社が儲かることであれば何でもしてきた。税関、公安警察、市政府の役人に公私に渡って便宜を与えていた。ある時は、カラオケクラブに連日連れて行き、酒を飲ませ、現金を渡し、女もあてがってきた。
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王は香港人の崔国峰が経営する進栄電子に務め初めてから、半年が過ぎていた。王はだんだんこの会社がどんな会社か分かってきた。王は営業部門に所属しており、そこには5人の同僚と営業課長が一人いた。
王は祐二の会社から製造委託された製品を担当し進栄電子に入荷する材料や部品のメーカーの製造進捗を確認し祐二に報告していた。祐二は製造の遅れや問題点を逐一崔国峰に連絡するので、王は崔国峰から直接指示を受けて動くことが多かった。
それでなくても崔国峰は、同時に10のことを聞いて、同時に10の指示を出せるほどの頭の回転の速い男で、会社の中はすべて崔国峰が決定したことを全員が忠実に守り実行すると言う形で進められ、中間で物事を考え判断することは一切していない。いわゆるワンマン経営の会社なのである。
いわゆるカリスマ経営者とはある意味危険な存在でもある。なぜなら 望まずとも独裁者となっている、ということは部下を育てていないということ。育とうとする部下を潰していっているケースも多い。そして人と融合・和合する姿勢は極めて少ない。
王が入社してから間もなく3人ほど会社を去っていった。特に命令に逆らったという訳では無いが、崔国峰の指示通りの動きができないものばかりだった。残ったものは崔国峰に絶対服従のイエスマンばかりだ。中国人の意識の中には、権力のある者に服従し、身の安全を守ろうとする行動パターンを4000年の歴史の中から学んできたのだろうか?
王は、会社の中の権力構造が理解できてからは、直属の課長には業務の報告はしなくなった。課長は崔国峰の指示が無ければ何も動けない無力の管理者で崔国峰の顔色ばかり伺っていた。
崔国峰は、会社が儲かることであれば何でもしてきた。税関、公安警察、市政府の役人に公私に渡って便宜を与えていた。ある時は、カラオケクラブに連日連れて行き、酒を飲ませ、現金を渡し、女もあてがってきた。多かれ少なかれどの会社も同じような方法で曖昧な中国の法律をかいくぐっていたが、崔国峰のやり方はどこにも増して徹底していた。目的のためには金はいくらでも使った。
続く >>>
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中国の工場では、工場長をトップにピラミッド型の組織体系ができあがっている。ところが実態は、この建前的な組織通りに動いているのではなく、工場内に何人か存在するキーマンによって構成される実効的な組織(裏組織)によって動いている。
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■組織体系
組織図を見ると、完璧なピラミット組織(ライン組織)で、見かけ上、トップからロワーに至るまで単一の命令系統によって結ばれている組織形態で、この形態においては通常、組織メンバーは直属の上司のみから命令を受けることになる。この組織は職能別組織になっていおり、製造部門・資材部門・物流部門・システム部門などの機能毎に編成されている。
■中国のピラミッド組織特徴
中国におけるピラミッド組織の特徴は、実はステータスの表現の場となっている点である。上の役職の人ほど仕事をせず、日常の煩わしさからは離れ、個室を与えられ毎日優雅に仕事?をする、特権階級を作り出すのが目的とも取れる。勿論、小さな工場では油まみれで働いている役職者も多いが、企業の規模が大きくなるほどこの傾向が強く現れてくる。
■組織の指揮命令系統
通常、ピラミッド組織では組織メンバーは直属の上司のみから命令を受けることとなり、直属の上司は下位のメンバーの仕事の結果についてその責任を負うことになる。ところが中国の組織では、工場長からいきなり現場の班長に命令が行くこともあり、組織原則が守られていないのが現状だ。
このことは、中国の近代企業の歴史が浅い上に、長らく共産党主導の国営企業の経営スタイルが残っているために、組織原則・リーダシップ論が企業内で十分熟成されていないことを意味する。
■組織の問題点
このような組織の状況下では、責任を分担するという考えが希薄になってくる。意思決定は上層部によってなされ、それが命令という形で下層に伝達される。多くの場合、一人が命令し、一部の人々がそれを実施し、さらに一部の人々がその流れを監督する。意思決定者は自らの経験あるいは構想で企画すると、各部門と職員は思考なしで実行に移すことになっている。
彼らは全体の結果ではなく、ただ流れの具体的部分にしか責任を負わない。なぜなら、企業の総責任者が、その結果を負っているからである。このような分業体制の結果、人間はもはや機械の延長に過ぎなくなり、従業員達は単純な機械労働の繰り返しの中で自己を見失ってしまうのである。彼らには、達成感もインセンティブもなく、それゆえに効率も失ってしまう。
■中国の組織に対する対処方法
このような背景を理解した上で、中国の組織とうまくつき合うためにはどうしたらいいか?を考えてみる。
工場監査などで最初に組織図の提出を求めるケースが多いが、これが完璧に作られているからといって、まともに受け、取り引きを開始しようとすると、「全く機能していない組織」と失望させられる事が多い。
この建前的組織とは別に、工場内に何人か存在するキーマンによって構成される実効的な組織(裏組織)図を入手することだ。工場は彼らによって実質動かされていることを早く掴むことが大切だ。そして、素早く仕事を仕上げるためには、この裏組織を有効に利用することが大切なのである。
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